このサイトについて
このサイトは、やいまむにを学習中の筆者が「やいまむに勉強会」のなかで学んだ表現や、やいまむにの学習に役立つサイトなどを紹介するブログです。
「やいまむに勉強会」とは毎週月曜夜9時から40分間、やいまむにを学びたい有志が集まって開いているオンラインの勉強会です。
残念ながら、やいまむにの話者はだんだん少なくなっています。しかし「やいまむにを学びたい」と考えている人は、意外と多いのではないでしょうか?そこで、学んだ内容をできるだけ多くの人に伝えるためにブログにまとめることにしました。
やいまむにとは
やいまむにとは、沖縄県八重山諸島の石垣島、竹富島、波照間島、小浜島、黒島、新城島、西表島、鳩間島で話されている言葉の総称です。やいまむにの中でも、島によって、また同じ島の中でも地域によって言葉は異なります。それぞれの地域の言葉をすぃまむにという場合もあります。
このサイトの筆者は、石垣島宮良の言葉であるめーらむにを中心に、四ヵ字のすぃかむに、白保のっさぶむになど、さまざまなやいまむにに触れながら学習しています。
四ヵ字とは石垣市内の字石垣・字大川・字新川・字登野城の4つの字(あざ、集落のこと)のことです。
みなさんの地域で話されるやいまむにの表現についても、ぜひコメントで教えてください。
表記についての注意
このサイトではやいまむにをひらがなで表記しています。
やいまむには「い」と「う」の中間の音である「うぃ」、「え」と「お」の中間の音である「うぇ」という音があります。これらは中舌母音と言います。やいまむにのことを「すぃまむに」とも言います。簡易的に「すまむに」と書かれる場合もありますが、発音を注意して聞いてみると、この場合の「す」の音は、日本語標準語の「す」とは少し違う音に聞こえることがわかるでしょう。
中舌母音を発音するときに、わずかに「す」や「ず」のような音が伴う場合があります。「くぃんだいくに(島ニンジン)」や「ぐぃばるん(頑張る)」などの単語がその例です。
一方で、同じ中舌母音の中でも「ぶなるぃ(姉)」など、「す」や「ず」のような音が伴わない単語もあります。
中舌母音は書き手によって「いぅ」や「いぃ」などと表記される場合(例:すぃまむにのことを「しぅまむに」、「しぃまむに」)もありますが、このブログではできるだけ「うぃ」と「うぇ」の表記に統一します。ひらがな表記は参考程度にご活用ください。
現時点では、すべての表現の音声をご紹介することはできませんが、公開されている音声がある場合、音声のリンクもご紹介します。