語彙を学ぶ

副詞

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副詞は、文の中で他の語を修飾する働きがあり、時間、頻度、程度などを表します。

今回はめーらむにの副詞を中心に、よく使われる副詞をご紹介します。
例文とともに声に出して練習してみましょう。

よく使われる副詞

めーらむにでよく使われる副詞には次のようなものがあります。

時間を表す副詞めー(もう)
なま(今)
頻度を表す副詞いつぃん(いつも)
なーい(ずっと)
程度を表す副詞んじゃっとぅ(とても、しっかりと)
でーずぬしゅく(とても)
どぅーぐ、どぅぐ(あんまり、ひどく)
のーん(なんにも、ちっとも)
量を表す副詞たかーに(たくさん)
しーっぱい(たくさん)
んじゃっとぅ(たくさん)
んめーま(少し)

時間を表す副詞

時間を表す副詞には「めー(もう)」や「なま(今)」などがあります。

例文を見てみましょう。

めー すとぅむでぃ なりちゃー ひぐ うきり
(もう朝になったから はやく起きて)

ひぐ」は「早く」という意味で「ぴーぐ」とも言います。
 例:ひぐ くばー(はやく来て)


次は2人ペアになり会話の練習をしてみましょう。

なま かえりくぃた
(今 帰ったよ)

めー んぼん ふぁいたー?
(もうごはん食べた?)

あーい めーだ ふぁいねーぬふぁーぬ

(ううん まだ食べていない)

頻度を表す副詞

程度を表す副詞には「なーい(ずっと)」や「いつぃん(いつも)」があります。

例文を見てみましょう。

なーい さんしんどぅ ぷぃきるん?
(ずっと 三線を弾いているの?)

なーい にんどぅ うる?
(ずっと眠っているの?)

くぬ ふぁーや いつぃん さにーさにーし あらぐそー
(この子はいつもニコニコしているよ)

なーい」や「いつぃん」と似ている「ぷぃーじゅ(1日中)」という語もあります。
 例:くぬ にふたれー ぷぃーじゅ にぶそー(このにーぶやーは1日中寝ている)

程度を表す副詞

程度を表す副詞には「んじゃっとぅ(とても、しっかりと)」「でーずぬしゅく(とても)」「どぅーぐ、どぅぐ(あんまり、ひどく)」「のーん(なんにも、ちっとも)」などがあります。

例文を見てみましょう。

きゅーや んじゃっとぅ あっつぁーん
(今日はとても暑い)

きゅーや でーずぬしゅく あっつぁーそーなー
(今日はとても暑いね)

でーずぬしゅく さにへーん
(とても嬉しい)

んじゃっとぅ さにへーん
(とても嬉しい)

「たかーに あっつぁーん」や「しーっぱい あっつぁーん」とは言わないので注意しましょう。


次は2人ペアになり会話の練習をしてみましょう。

きゅーや でーずぬしゅく あっつぁーそーなー
(今日はとっても暑いね)

あんじかやー。 ばーや どぅぐ あっつぁーねーぬだらー
(そうかな。私はあんまり暑くないよ)

ばぬん のーん あっつぁーねーぬ
(私もちっとも暑くないよ)

ばぬん のーん あっつぁーねーぬ」は「ばぬん のーんつぁん あっつぁーねーぬ」と言うこともできます。「のーんつぁん」の方が「のーん」よりも、少し強調した言い方になるそうです。

量を表す副詞

量を表す副詞には「たかーに(たくさん)」「しーっぱい(たくさん)」「んじゃっとぅ(たくさん)」「んめーま(少し)」などがあります。

例文を見てみましょう。

きゅーや たかーに いずば ほーひ
(今日はたくさん魚を釣った)

ほーふん」というのはめーらむにで「釣る」という意味です。すぃかむにでは「ほーすぃん」と言います。

きゅーや たかーに んぼん ふぁいた
きゅーや しーっぱい んぼん ふぁいた
きゅーや んじゃっとぅ んぼん ふぉーだ
(今日はたくさんごはんを食べた)

「食べた」は「ふぁいた」と「ふぉーだ」の2通りの言い方があります。

「でーずぬしゅく んぼん ふぉーだ」とは言わないので注意しましょう。

しーっぱい ならひたぼーりよー
しーっぱい ならひほーりよー

(たくさん 教えてください)


2人ペアになり会話の練習をしてみましょう。

んまはーる むんぬ しーっぱい あるんだらー
(ごちそうがたくさんあるね)

んめーま ふぁいみりゃー
(少し食べてみて)

みなさんの地域のすぃまむにでは、どのような副詞がありますか。ぜひコメントで教えてください。

今日のレッスンはここまでです。

またらーめ。

参考文献:
横山晶子『0から学べる島むに読本 琉球沖永良部島のことば』
宮城信勇『石垣方言辞典 本文編』沖縄タイムス社
松原秀吉『宮良村(むら)方言集』

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